こんにちは。
ファッション農業のファッション担当・スヾメです。 今日は久々にミーティングに行って来ました。 素材、縫製工場、ロットなどについて聞いてきました。 あとは…農業をとりまくビジネスの今後について、 ファッション農業の農業担当のW氏と、 アパレルメーカー社長のYさんでただならぬ盛り上がりを見せていました(笑) なので、まだ農作業服の進行についてはあまり書けないのですが… 前回のコメント承認制のお知らせ、の記事にコメントを下さった わとがたん様の疑問について、お話したいと思います。 いつもコメントありがとうございます。 農作業服は、なぜユニフォームとして発達しなかったのか? なぜなんでしょう? 理由はいろいろあると思いますが…。 以下、スヾメの個人的考察です。 ひとつには、「なくても出来た」からでしょう。 農業は過酷な仕事ではありますが、 今の多くの農家さんがそうであるように、 「普通の服」でもとりあえずは働く事が出来ます。 そして、他のユニフォームと違うところ… おそらくですが、「農家という職場」が、 ほとんどの場合「家族単位」のものである、 という事が大きな要因ではないかと思います。 ユニフォームの起源は、スポーツや軍隊、炭坑、工場など、 多数の人が同じ条件下で働く、というところにあると思います。 組織として従業員の安全確保や規律の徹底、対外イメージ作りに、 ユニフォームが必要だったという背景があります。 ある一定の機能のユニフォームを開発・生産するための、 まとまった組織の形が農業にはない。 そして、身もフタもない言い方ですが、 服のことよりも他にいろいろやる事があったから このあたりが理由ではないでしょうか? 今までは… でも、本当はもっとこんな機能が欲しい!とか、 見た目のイメージをより良くしたい、とか、 潜在的なニーズが溜ってきていたと思われます。 そして、日本の農業が転換点を迎えている今、 新しい世代が農業を盛り上げて行くために、 ファッションという側面からもアプローチ出来るはずだよね? というところから始まったのが「ファッション農業」というわけでございます。 農家さんのニーズをくみ取りながら、 これまでに無かった農作業服を作る。 それが出来るのは、まだ農作業服というジャンルが確立していない、 という事も大きいんですねー。 試行錯誤を重ねながら、ユニフォームとして進化させて行きたいと思います。
by fashion-nougyou
| 2010-06-18 17:51
| デザインとその周辺
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